モラハラ夫と離婚できますか?
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依頼者・相談者
女性 30代
背景・相談内容
夫と結婚してから、私は、些細なことであっても、夫に意見すると、「お前はうちに嫁に来たのだから文句をいうな!」と、怒鳴られるようになりました。
私は、夫に怒鳴られてから、夫のことがとても怖くなり、一緒に生活することができなくなってしまいました。
そのため、現在、夫とは別居中です。
私と夫の同居期間は約5か月で、子どもはいません。
同居期間が短いため、夫婦の財産と呼べるものもほとんどありません。
夫が怖いため、離婚を切り出すことができないのですが、離婚する場合、何をどのように進めていけばよいのでしょうか。
私は、夫に怒鳴られてから、夫のことがとても怖くなり、一緒に生活することができなくなってしまいました。
そのため、現在、夫とは別居中です。
私と夫の同居期間は約5か月で、子どもはいません。
同居期間が短いため、夫婦の財産と呼べるものもほとんどありません。
夫が怖いため、離婚を切り出すことができないのですが、離婚する場合、何をどのように進めていけばよいのでしょうか。
弁護士の回答・アドバイス
相談の事例では、子どもがおらず、夫婦の財産もないということですので、夫側が、離婚に同意するかどうかが最大の問題となりそうです。
まずは、こちらの離婚意思を伝えるこことから始めることをお勧めしますが、「夫が怖くて話をすることができない」という事情があるのであれば、弁護士に依頼をして交渉するか、または離婚調停の手続きをとることをお勧めします。
このような手続きを取った場合、夫と直接やり取りをする必要はなくなりますので、精神的負担は軽減できるでしょう。
離婚調停をしても夫が離婚に応じない場合は、離婚訴訟を提起することになりますが、判決で離婚が認められるためには、離婚原因が存在することを認めてもらわなければなりません。
相談の事例であれば、
①モラハラの存在
②別居が継続していること
を離婚原因として主張することになりますが、モラハラが存在したという事実は、客観的な証拠がなければ認めてもらうことは難しいです。
しかし、同居期間がわずか5か月であることを考えると、判決が出される時点では、別居期間が同居期間を大きく上回っているでしょうから、婚姻関係の破綻、すなわち離婚原因の存在が認められやすいと考えます。