離婚についての知識knowledge

安全確保

安全確保

夫は、妻が家を出たと知ると、妻の居場所を探し回ることが考えられます。妻の行方を探す手がかりを夫に与えぬよう、携帯電話などを持って出るようにしましょう。避難後に家族や友人に連絡をとることはやむを得ませんが、所在を知らせるのは避けるべきです。これらの人たちが、夫に、妻の所在を漏らしてしまう可能性があるからです。

郵便物の転送や住民票の異動の手続をとることは危険です。なお、住民票や戸籍の附票については、被害者からの申出により、全国の役所で、加害者からの閲覧請求や交付請求を拒絶する措置が講じられています。また、第三者からの請求の場合にも、請求事由や身分確認について厳しく審査が行われることになっています。しかし、役所によって、これらの配慮の程度に差があります。やむを得ず、郵便物の転送手続や住民票の異動をする場合は、住民票等の閲覧制限の申出を行うとともに、役所や郵便局に十分事情を説明しておかなければなりません。
また、避難先近くの銀行や店舗でクレジットカードを使用したり、銀行やATMで通帳やキャッシュカードを使用したり、病院や診療所で健康保険証を使用することも危険なので、注意が必要です。